8月27日(土)よる9時30分
再放送:9月3日(土)よる9時30分
- #58 今井町 後編
- 前回に引き続き、橿原市今井町を調査する加藤所長とマメちゃん。今井町の旅後編は、飛鳥川にかかる蘇武橋を渡る所からスタートします。蘇武橋を渡る前の現代のごく普通の街並みの風景と、橋を渡った先にある今井町の江戸時代そのままの情緒と風情を残す風景とのギャップに感動しつつ、今回も今井町の街並みを散策します。多くの古民家が現存している今井町の町並みは、歴史的風景を形成している伝統的な建造物群の中でも特に価値の高いものとして、平成5年に「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を受けています。東西約600m、南北約310m、面積にして17.4haの地区内には、全建物戸数約760戸のうち、約500件の伝統的建造物が存在しており、これは地区内の数としては日本一を誇ります。
そんな今井町を今回も、以前橿原市の観光親善大使を務めたこともある、奈良テレビ放送の藤本友果が二人を案内します。まず向かったのは今井町でよく撮影に使用されている旧米谷家住宅。ここは某有名CMが撮影された場所で、縁側で撮影は行われました。ここで今井町町並み保存会の会長から、何故この今井町が江戸時代から変わらず当時の面影を残した姿で残る事ができたのか、さらにその事に関連した家屋の構造の特徴や、住民による自治組織の仕組みなどのお話を聞かせて頂きました。また会長自身が以前ここで映画の撮影に参加、出演した時のエピソードなども披露して頂きました。次に向かったのは紙半豊田記念館。ここには、今井町一の豪商豊田家で代々受け継がれた所蔵品の数々が展示されています。そこでは展示されている千両箱にまつわる話を聞いたり、両替商を営んでいた当時の天秤や貸付の証文、帳面などを実際に触れさせて頂いたりして、所長は感激。そのあと、向かいにある本家にて狭くなっている入口の謎や、自動で閉まる扉に所長は大興奮しました。そしてそこに掛けてあった掛け軸の中の奇妙な動物の絵と判別不可能な文字に所長はまたまた大興奮し、大満足で今井町を後にしたのでした。