8月13日(土)よる9時30分
再放送:8月20日(土)よる9時30分
- #57 今井町 前編
- 今回調査する町は橿原市今井町。称念寺を中心とした寺内町で、重要伝統的建造物群保存地区に指定された、江戸時代以来の伝統様式等が残るレトロな街並みの地域。
江戸情緒が感じられる今井町では、映画やCMの撮影でも数多く利用されており、加藤所長も以前映画を撮影したことがある町で思い出深い場所。そんな今井町を案内してくれるのは、奈良テレビ社員の藤本友果とお馴染みのマメちゃん。まずは今井町の歴史を知ろうと今井まちなみ交流センター華甍で合流。以前 橿原市観光親善大使を務めていた藤本は、当時の衣装に身を包んで登場。一行は藤本の案内でセンターの中へ。今井町のジオラマの前で、豪商や町民が住んでいた町をどのようにして外敵から守るために工夫をしたかといった説明を聞いた後、いよいよ町内に足を踏み入れます。そこには江戸時代にタイムスリップしたような景色が広がります。所長は歩きながら、電信柱に電線が無いことで景観を守っていることに感心。
そんな町で偶然、その日オープンする保育所に遭遇。レトロな町でしっかりと住民の方達が生活を営んでいる姿に所長もまたまた感心します。
藤本が最初に案内したのは、江戸期の蔵の中で杉桶を使った昔ながらの製法でじっくり発酵熟成させた醤油を作る恒岡醤油醸造本店。お店を尋ねた一行は「むらさき」と命名された醤油の名前の由来を教えてもらいます。そして醤油蔵を見せて貰おうと店の前の別棟に向かいますが、蔵のある場所までの奥行きが深いことと、蔵のある建物の大きさに一行は驚きました。蔵の桶でじっくり製造される醤油のお話を聞いている時に、所長の目に入った機械は実は醤油を絞る機械で、そこでできた絞りカスが料理に使えることを知りますが、それがかつては牛のエサや金魚のエサになったりしていたことや、現在では廃棄処分されていることに驚きます。店に戻った一行はさっそく熟成醤油を味見しますが、そのお味は?
続いて店を出るとすぐに加藤所長の所に駆け寄る一人の女性が。その方は、所長が以前映画撮影でお世話になった方で、所長と当時の撮影の思い出を語り合うなど、懐かしい場面も。
そしてこの今井町で昨年撮影された「すくってごらん」という映画の撮影場所を訪れます。そこはカフェで、杉の升に入った白いティラミスを頂き、そのおいしさと食感の珍しさに驚いたところで、前編はここまで。