生息報告ない地域に…吉野町内でツキノワグマ出没
2024.06.25 18:35
- 県は吉野町内で6月22日、ツキノワグマ1頭が見つかり、猟師に向かってきたことから射殺したと発表しました。クマが見つかったのは従来、生息が報告されていない地域だったといいます。
- 県と吉野町によりますと6月22日、吉野町柳の山林で鳥獣被害対策で猟師がイノシシやニホンジカの捕獲作業を行っていたところ、ツキノワグマ1頭が出没したといいます。クマは全長1メートル10センチ体重50キロのオスで、年齢は2歳から3歳と推定されるということです。クマが向かってきたことから、猟師が逃げながら射殺したということです。県によりますと吉野町柳は吉野川の北に位置し、従来ツキノワグマの生息が報告されていない地域だということです。
- 県内のツキノワグマの目撃情報は2024年4月から6月22日までで38件と2023年の同じ時期の2倍以上になっているといいます。県などでは目撃情報のあったところには近づかないよう注意を呼びかけています。