県の事業見直しめぐり 田原本町に運転免許センターを移転
2024.01.15 19:18
- 県は知事が進める事業見直しで活用方法が白紙となっていた田原本町の土地に橿原市にある運転免許センターを移転すると発表しました。
- 県と田原本町など磯城郡の3つの町では「大和平野中央田園都市構想」の検討が進められ、田原本町では球技専用スタジアムなどの整備が予定されていました。しかし2023年6月、山下知事は事業の予算執行を停止しすでに取得していた用地の活用方法は白紙となっていました。
- 15日の記者会見で山下知事と田原本町の森町長はおよそ6ヘクタールの用地に橿原市にある運転免許センターを移転すると発表。県警によりますと運転免許センターには、50年以上が経過した建物があるなど老朽化が進んでおり以前から移転について検討していたといいます。
- 新設される運転免許センターには今はない高齢者講習の指導専用コースが整備される予定で、バリアフリー化も行います。そして奈良市にある県警交通機動隊や、宇陀市にある県警音楽隊も移転します。
- 田原本町 森町長
- 「県警の実働部隊も入るということで交通安全のまちづくりというイメージもできましたそして音楽隊と住人の繋がりもできる現実的な判断をするタイミングであると前向きに受け入れたいと考えております」
- 総事業費は100億円程度となる見込みで基本計画策定などの費用が来年度予算案に盛り込まれる予定だということです。