奈良市 稼ぐ農家の育成強化へセミナー開講
2024.08.29 18:26
- 奈良市は、市内の農業を活性化し、稼ぐ農家の育成をテーマにした講座を開くことを明らかにしました。
- これは、仲川市長が29日の会見で明らかにしたものです。
- 奈良市内では、農業を営む人のおよそ3分の2が65歳以上と高齢化が進む一方、新たに参入する人が少ないといい、小規模での経営が全体の約8割を占めるということです。
- 一方で、独自のブランド展開や周辺の農家との連携などで、年間の売上が1000万円を超える若い人もいるといいます。市では、こうした「稼ぐ農家」「地域を引っぱる農業者」を育成して農業の振興を図ろうと、これまで毎年開いてきた農業者向けのセミナーに、経営の効率化に必要な知識と手法を学ぶコースを新たに設け、講座をリニューアルします。
- 仲川市長
- 「経営者としてのノウハウ、能力を身につけるというのはなかなか難しいところもあると思うんですね。その中心的な農家さんがある程度組織化をして、周囲も巻き込むような形で法人化をしていくということは、重要なポイントだと思います」
- 実践を重視した少人数制の講座は、秋から冬にかけ実施される予定で、市では衰退が危惧される農業の活性化につなげていきたいとしています。