消火活動続く 川上村白屋で山林火災
2025.03.10 18:58
- 10日午後、川上村白屋の山林で火事が発生しました。現場では、現在も消火活動が続いています。

- 火事が発生したのは川上村白屋の山林です。警察と消防によりますと10日午後1時40分頃、白屋地区の対岸に住む人から「煙と炎が上がっている」と消防に通報がありました。消防車18台が出動し、午後3時からは奈良県、三重県、和歌山県の消防防災ヘリコプターによる散水も行われましたが、現在もまだ火は消し止められていません。

- 警察によりますと、村内に住む70代男性が雑草などを燃やしていたといい、警察は火が燃え移った可能性もあるとみています。なお川上村によりますと火事が発生した白屋地区は大滝ダムのダム湖の北岸に位置し、現在人は住んでおらず避難の対象になっている人はいないということです。

- この山林火災を受け川上村が災害対策本部を設置したほか、県も午後5時半から対策会議を開催しました。この中で、県では午後6時までヘリでの消火を続けた後、午後6時からは奈良県広域消防組合による陸上からの放水に切り替え44人体制で消火にあたる方針を発表。陸上からの放水は午前0時に部隊をいれかえ夜を徹して実施する方針だということです。
- なお、会議の中で山下知事は「県も総力を挙げて消火にあたっている。空気が乾燥しているので野焼きなどは控えてほしい」と呼びかけました。