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激坂に挑め!節目の20回目 上北山村で「ヒルクライム大台ヶ原」
2024.09.09 19:00
標高差1240mの過酷な坂道を自転車で駆け上がる「ヒルクライム大台ヶ原」が上北山村で開かれました。
「ヒルクライム大台ヶ原」は奈良県と三重県にまたがる大台ヶ原を舞台に繰り広げられる山岳自転車レースです。この大会は2001年に始まり、途中、コロナ禍での中止を経て今回が20回目の記念大会となりました。ことしは全国から約470人の選手が上北山村に集まりました。
参加者
「ヒルクライムがんばるぞー!」
そして午前7時、全国でもトップレベルの選手による「チャンピオンクラス」から順にスタート!選手たちは標高約1600mの大台ヶ原駐車場を目指して、標高差1240m、長さ28kmの道のりを駆け上がります。
大会の魅力の一つは、地元の人たちによる熱い応援です。このうち第1チェックポイントの「辻堂分岐」付近では大勢の人が集まり声援を送りました。
応援に来た人はー
「村をあげてこの行事やっていますね。中間の応援がね 皆さんの励みになるそうなんで、声を思いっきり出しています。」
分岐までの7.5kmはコースで最も苦しいとされる「激坂区間」と呼ばれ、平均勾配は9.3%。声援を受けた選手たちは必死の形相でペダルをこぎました。
今大会最年長の90歳の選手も果敢に激坂に挑みます。
その後も坂を上り続け、トップでゴールしたのは大阪府の米倉聖人さん。タイムは1時間10分43秒でした。
ゴール手前では力を振り絞りデッドヒートとなる場面も。大会参加者のうち445人が見事、大台ヶ原駐車場に到着しました。
完走した選手はー
「やっぱり気持ちいいですよね。自分の目標としていたタイムを切れたので良かったです。」
「1.4kmゴール手前でパンクしちゃいまして、棄権はしたくなかったので走り切りました。試走よりもトラブルがあっても良いタイムが出たのでまた来年リベンジしたいです!」
大台ヶ原駐車場ではボランティアの人たちがそうめんを振る舞い、ゴールした選手らをねぎらいました。
完走した選手はー
「とてもおいしいです。奈良県に生まれて良かったです!」
「激坂は本当に激坂です。応援してくれるんですごく力になりました。」
「頂上に来て去年会えた人とまた会えたんで、それが一番楽しみに来てるんで嬉しいです。」
ヒルクライム大台ヶ原実行委員会・大会統括 福嶋啓一さん
「地元の人間がこんなに大勢集まってやる大会は、私の知っているところでは(ほかに)ないんです。アットホームな大会。我々村人だけでなく多方面のボランティアさんに協力していただいて25回、30回と続けていければ良いなって思います。」
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