山下知事 高校授業料無償化へ支援制度案を発表
2023.10.18 18:26
- 山下知事は１８日、定例記者会見で、県内在住で県内の私立高校などに通う生徒を対象にした、授業料の無償化に向けた支援制度の案を発表しました。
- 山下知事
- 「家庭の経済的事情に関わらず、行きたい学校に行けるということを可能にする。現在の奈良県の助成額のレベルは、大阪や京都と比べるとかなり開きがあるので、やはり不公平感があるだろうと。」
- 発表された案によりますと、県内の私立高校などに通う年収９１０万円の世帯には、国の就学支援金と合わせて、年間で最大６３万円授業料の支援を行い、授業料が６３万円を超える場合は差額を世帯で負担とするということです。県内の公立高校は現在、年収９１０万円未満の世帯を対象に授業料が実質無償化されており、令和５年度県内の私立高校で年間授業料が６３万円を超える学校は、６校あるということです。
- また、年収が９１０万円以上で、２３歳未満の子どもを３人以上扶養する世帯には、新たに県で最大５万９４００円を支援するとしています。山下知事は今後、この支援制度の詳細を詰め、令和６年度当初予算案におよそ１３億円を計上する方針を示し、県内在住で県外の私立高校に通う世帯については、大阪府など他府県と足並みを揃えたいと述べました。
