2日(火)

北部
南部

3日(水)

北部
南部
  • ただいま放送中
  • 07:30
  • パウ・パトロール 第40話「バナナだいさくせん」ほかリーダーのケントと個性豊かな子犬のチーム「パウ・パトロール」が様々なトラブルを解決!
  • 次の番組
  • 07:59
  • 天気予報
奈良のニュース
下北山村上池原の通行止め 28日早朝から仮橋 一般車両通行可能に
2024.06.27 18:52


 2023年12月に発生した土砂崩れで、通行止めになっている下北山村上池原の国道169号について、県は28日の早朝から一般車両の通行を片側交互通行で開始すると発表しました。

 2023年12月に土砂崩れが発生した下北山村上池原の国道169号では、山の斜面が内部から崩れる「深層崩壊」のおそれがあることから、約半年間通行止めが続いています。現場にはダム湖側に仮の橋が設けられ、これまで許可車両のみが通行可能となっていました。


 県は27日、臨時の記者会見を開き、この仮の橋を28日午前5時30分から片側交互通行で一般車両も通行できるようにすると発表しました。

 県によりますと、土砂崩れの予兆を事前に察知するため現場を監視するデータが安定して計測できていることや、有識者の意見を踏まえ、一般車両の通行再開を決めたということです。通行にあたり車両の種類や時間による制限はありませんが、1時間あたりの降雨量25ミリ、連続雨量70ミリの雨量規制が設けられます。


山下知事

「非常に長い間ご迷惑をおかけし、大変申し訳ないと思っております。道路交通の安全と村民の皆さんの生活・経済の確保、この2つの命題を両立することがようやくできたのは本当に喜んでおります」


 また、県に代わり国が進めることになっている本格復旧工事については、有識者らと検討を重ねた結果、土砂崩れのあった現場の山側に約2.7キロメートルのトンネルを設ける案が採用されたと明らかにしました。工事は約5年間かけて行われる見込みだということです。


 下北山村の南村長は奈良テレビ放送の取材に対し、「夏の観光シーズンが到来するので、ようやく一般車両の通行ができるようになり嬉しく感じています。これから雨量規制も通常に戻ればと思います」と話しました。