10月26日から正倉院展 聖武天皇ゆかりの宝物など57件
2024.08.05 18:37
- 1300年に渡って守り伝えられてきた聖武天皇ゆかりの宝物などを公開する正倉院展が、10月26日から奈良国立博物館で開かれます。
- 第76回正倉院展には初公開となる10件を含むあわせて57件が展示されます。「紫地鳳形錦御軾(むらさきじおおとりがたにしきのおんしょく)」は「国家珍宝帳」に記載のある豪華な肘おきで、表には錦が張られ、翼を広げた鳳凰が葡萄唐草の円文で囲まれています。聖武天皇が使っていたとされており、復元された模造品も展示され実際の宝物と見比べることができます。また、「黄金瑠璃鈿背十二稜鏡(おうごんるりでんはいのじゅうにりょうきょう)」は鏡の背面に12枚の花びらがあしらわれており金色と深緑の対比が華やかです。2024年の正倉院展は10月26日から11月11日まで、奈良国立博物館で開かれます。