山下知事 近鉄奈良線の移設 今年度中の整備方針決定目指す
2023.08.09 18:26
- 山下知事は、近鉄奈良線の移設の見直しについて、近鉄・奈良市・県の3者で協議の上、今年度中の整備方針の決定を目指したいと明らかにしました。
- 平城宮跡を通る、現在の近鉄奈良線からの移設をめぐっては、山下知事は、予算査定の結果大和西大寺駅の高架化のみを行い、大規模な移設を見直す方針を示しています。8日、県庁で開かれた国土交通省近畿地方整備局との会議の中で、県は、移設するかしないかについて費用対効果の点から検証して、結論を出すと説明。これについて、近畿地方整備局から異論はなかったということです。今後 県として移設するかしないか検証するとした山下知事ですが、9日の定例会見の中で…
- 山下知事
- 「その(移設しない)方が、費用対効果は優れていると思っていますし、近鉄も奈良市もおおむねそういう意見じゃないかなと思っています。」
- このように述べ、改めて、移設せずこれまで通り平城宮跡を通すのがいいのではないかと強調しました。今後は、今年度後半くらいから近鉄や奈良市と議論し、12月くらいまでにおおむねの合意、今年度中には整備方針の正式合意を目指したいと話しました。