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奈良のニュース
土砂災害などに厳重な警戒を 奈良県に「線状降水帯」一時発生
2023.06.02 18:20

 奈良県では局地的な大雨をもたらす線状降水帯が一時発生するなど激しい雨が降っています。県内では警戒レベル4の避難指示が出されている自治体もあり、土砂災害や河川の増水・氾濫などに厳重な警戒が必要です。

 

 気象台によりますと奈良県には台風2号の暖かく湿った空気が流れ込み前線の活動が活発になっています。奈良県では1日午前11時の降り始めから2日午後4時までの雨量が下北山村佐田で284.5ミリ、十津川村葛川で254.5ミリ奈良市東紀寺で121ミリを観測しました。県内では警戒レベル4の避難指示が、五條市と十津川村の全域のほか、奈良市、天理市、桜井市、御所市、生駒市、香芝市、宇陀市の一部など14市町村に。また高齢者等避難の情報が出されている自治体もあります。


避難した住民は―

「避難するんだったら今のうちがいいかなと思って声かけあって来ました。」

「家の前の側溝が溢れて水が出てたからすごく怖くて。1人だったら不安かもしれないけど知った人がいるからちょっと安心ですね。」


 激しく降る雨に川の水位は急激に上昇。大和川では一時警戒レベル4相当で避難指示の目安となる氾濫危険水位を超えました。

大和川の増水により、支流から水があふれ道路が冠水。通行できなくなった場所が複数確認されました。道路の被害はほかにも。


 県と警察によりますと大雨の影響で高取町の国道169号では、芦原トンネルの南向き車線の入り口付近で倒木があり、一時通行止めになりました。けが人はいないということです。この他、五條市西吉野町の国道168号では、道路脇の斜面が崩れるなどの被害があったということです。県内で、あす夕方までの24時間で予想される雨量は、いずれも多いところで北部80ミリ南部100ミリで、局地的にさらに雨量が増える可能性もあるということです。奈良県では3日明け方まで土砂災害や河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。なお三宅町全域に出されていた避難指示は先ほど解除されました。