27日(水)

北部
南部

28日(木)

北部
南部
  • ただいま放送中
  • 16:30
  • テレビショッピング
  • 次の番組
  • 16:59
  • 天気予報
奈良のニュース
安倍元総理銃撃事件 公判前整理手続き始まる 山上被告は出席せず
2023.10.13 17:40

 13日奈良地裁では安倍元総理銃撃事件で殺人などの罪で起訴された山上徹也被告の「公判前整理手続き」が開かれました。


 公判前整理手続きは裁判所、検察官、弁護人の三者が集まり、裁判に向けて争点などを明確にするものです。山上被告の第1回公判前整理手続きはことし6月に開かれる予定で、山上被告本人も出席する意向を示していましたが、奈良地裁に不審物が届く騒動があり急きょ取りやめとなっていました。


 山上被告はこの騒動を受けて「次回以降出席するかどうかよく考えてみたい」と弁護団に話していて、きょうの手続きに出席するかどうかが注目されていましたが、出席しませんでした。

  

弁護団 藤本卓司 弁護士

「出頭は(山上被告)本人の意思に任せていますので、どういうことできょう出頭しなかったのかは分からない。」


 手続きは午前10時から始まり、20分ほどで終わりました。山上被告の弁護団によりますときょうは検察側、弁護側が証拠を示す証拠開示が行われたということです。山上被告は、母親が世界平和統一家庭連合=旧統一教会に多額の献金を行い生活が困窮したとして、教団とつながりがあると思い安倍元総理を狙ったと供述しているといいます。文化庁はきょう午前、旧統一教会で不当な献金集めが組織的、継続的に行われたと判断し、東京地裁に解散命令を請求しました。こうした動きについて、山上被告の弁護団は…。

弁護団 藤本卓司 弁護士

「本人は拘置所で新聞を読んでいますので、報道されている限りにおいては(旧統一教会をめぐる)動きは全部知っていまして、もちろん関心はあると思います。」


 そして弁護団は山上被告に手続きの内容などを伝えたいと話しました。

記者 本田まりあ

「山上被告の公判前整理手続きは大きな混乱なく終わりました。山上被告の弁護団によりますと、次回の期日は決まっていないということです。また、弁護団は山上被告の裁判の初公判は来年夏以降になる見通しを示しています。」