明日香村で農業など体験 地域の課題解決へ 実証実験
2023.10.19 18:30
- 都市圏の企業に勤める人がリモートワークをしながら地方に滞在し、地域の課題解決につなげる実証実験が、明日香村で行われています。
- 実証実験は地方の過疎化や東京一極集中を改善しようと、ANA総合研究所などが全国で行っているものです。
- 奈良県内での開催はこれが初めてで、東京で働く30代から50代の男女と、京都大学の学生のあわせて14人が参加しました。
- 4日間の日程のうち19日は明日香村の農業を体験してもらおうと、さつまいもの収穫が行われました。
- 参加した人は
- 「来たことのない地域に来て知ることで、アイデアも広がるかなと思って参加しました。楽しいですけど思ったより重労働で、汗たくさんかいてさせていただいています」と話しました。
- その後役場に移動し、参加者はグループごとに分かれてワークショップを行い、地域を活性化するアイデアや実現したいことなどをテーマに議論を交わしました。
- ANA総合研究所 主席研究員 森孝司さんは
- 「地域の人たちだけでは解決できない課題も、ひょっとしたらいろんな人の知恵を合わせれば解決できるかもしれない。頭の中だけで考えるのではなくて、実際に地域に入って一緒に汗をかくということの価値はすごくあると感じました」と話しました。