電子計算機使用詐欺などの罪 元奈良市職員に懲役2年の求刑
2023.07.29 18:44
- 職場に保管されていたマイナンバーカードでマイナポイントを不正に取得したとして、電子計算機使用詐欺などの罪に問われている元奈良市職員の裁判で、検察側は懲役2年を求刑しました。
- 起訴状などによりますと奈良市の元会計年度任用職員・武田詩穂被告は、2022年12月、市のマイナンバーカードセンターで保管されていたカード1枚を無断で持ち出し、マイナポイント7500円相当を不正に取得したとされ、電子計算機使用詐欺など5つの罪に問われています。
- 28日の論告求刑公判で、検察側は公務員としての立場を悪用した悪質な行為として懲役2年を求刑しました。
- 一方、弁護側は「冷静に判断できないような精神状態」だったとして執行猶予付きの判決を求めました。
- 判決は9月11日に言い渡される予定です。