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奈良のニュース
生態系の保全学ぶ 春日山原始林 中学生が苗木の植栽 
2023.11.10 18:36

 世界遺産で国の特別天然記念物でもある奈良市の春日山原始林で、中学生が生態系の保全のため植栽を行いました。


 奈良公園の一部の春日山原始林は、春日大社の聖域として1100年以上守られシイやカシ類の照葉樹林が残されてきました。10日は奈良市立飛鳥中学校の生徒7人が、ウラジロガシの苗木の植栽を行いました。


生徒たちは苗木を3本ずつ植えたあと、シカなどの野生動物から苗木を守るためネットを巻いていきました。春日山原始林では樹木が倒れた後に落ちるドングリをシカが食べてしまうため次世代の木が育たなくなり、外来種が広がる傾向にあるといいます。


この植栽は本来の森林生態系を守るために2019年度から行われています。生徒たちは県の職員などの説明を聞きながら、原始林の保全や野生動物との共生について学びを深めていました。

植栽をした生徒は―

「実際やってみると案外難しくて大変でした。自分でもこういうふうにやれるんだなと思って、これをしっかり他の人にも伝えたり原始林を守っていけたら良いなと思いました。」