9年間の連続した学びへの理解深める 小中一貫教育小規模校全国サミットin田原
2023.10.27 18:30
- 9年間の連続した学びを重視する小中一貫教育についての理解や小規模の学校同士のつながりを深めようという全国サミットが27日、奈良市内で開かれました。
- ことしで8回目を迎えるこのサミットは、全校児童と生徒あわせて71人の奈良市東部にある田原小中学校を会場に行われました。全国から教育関係者など約100人が参加し、27日は3つの学年で授業が公開されました。このうち4年生は田原地区の伝統芸能「祭文」を紹介する動画の制作に向けてタブレットを使いながら意見を出し合いました。その後、体育館に移動し、5年生と中学3年にあたる9年生、保存会の人も交えて、実際に「祭文」を披露しました。
- 奈良市では、いわゆる「中1ギャップ」と呼ばれる環境の変化の解消や地域に根差した学習の充実などを目指し、2005年度から小中一貫教育に取り組んでいて田原小中学校はその1校目として誕生しました。参加者は、個々の学びや地域とのつながりを大切にした田原小中学校の特色ある学びに触れ、学校のあり方について理解を深めていました。