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能登半島地震 県内からDMATを派遣
2024.01.04 18:07
石川県能登地方で発生した大地震を受けて、被災地で医療活動を行うDMAT(ディーマット)・災害派遣医療チームや県警の広域緊急援助隊が現地に派遣されました。
発生から4日目を迎えた能登半島地震では、4日夕方までに確認された死者が82人となるなど、被害の深刻さが明らかになっています。石川県からの要請を受け、奈良県では7つの病院からDMATとして、あわせて32人が派遣されました。このうち、奈良市の県総合医療センターでは医師や看護師など5人が派遣され、午前9時ごろ、松山武院長から辞令を受け取ったあと医薬品や医療機器などを積み込んだワンボックスカーで出発しました。
県総合医療センター 医師・高野啓佑さん
「被災した方々が災害にあわれたということで平時の生活、災害が起こる前の生活に戻っていけるような活動ができればいいと思っています。」
また、県警は広域緊急援助隊25人を派遣しました。
出発にあたり、午後2時から県警本部第二庁舎で田口信光警備部長が「寒さが厳しいなど、悪条件の中での派遣となりますが国民の期待と信頼に応えてください。」と激励し、隊員らは救助活動に用いる機材などを積んだ警察車両8台に乗り込みました。
県警広域緊急援助隊 小隊長・石崎 毅さん
「今も余震が続く中で厳しい救出・救助活動になると思いますが、ひとりでも多くの被災者を1日でも早く助けることができるように取り組みたい。」
隊員らは5日から3日間、石川県内の倒壊家屋などでの救助や救出にあたる予定です。また被災地の支援で、県は、関西広域連合が石川県庁に置く現地支援本部に、4日、県職員2人を派遣しました。また、4日行われた広域連合の協議で、被災した自治体ごとに担当の自治体を割り当てる「カウンターパート方式」で支援を行う方針を決定。割り当てが決まり次第、県内で備蓄している救援物資や人員を送るとしています。
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