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奈良のニュース
7月~9月期の法人企業景気予測調査 県内企業の景況判断 一転「下降」超
2023.09.13 18:19

県内企業の2023年7月から9月期の景況感を示す指数は、前回の調査から一転し、全産業でマイナスとなりました。


景況判断は奈良財務事務所が3カ月ごとに行う調査で、景気について「上昇」と答えた企業から「下降」と答えた企業を差し引いた指数で示したものです。それによりますと、県内企業の2023年7月から9月にかけての景況判断指数は、全産業でマイナス3.1となり、2期ぶりにマイナスとなりました。業種別にみると、製造業では、原材料価格の高騰に加え人件費などの上昇により、収益が圧迫されたこと等からマイナス9.5で、前回調査から一転、マイナスとなりました。一方、非製造業はプラス1.8で、これは、新型コロナが5類に移行したことに伴う需要の回復が要因とみられます。


先行きについては、販売価格への価格転嫁が進むことや、年末を迎え、宴会需要の回復が見込まれることなどから再び持ち直すと見込まれています。また、今回の調査では、人手不足感を示す指数が全産業で43.9となり、今の形で統計をとり始めた2004年度以降で3番目に高くなりました。奈良財務事務所は「引き続き物価上昇や海外経済の動向に加え、人件費の影響などにも注視していきたい。」としています。