談山神社で藤原鎌足の遺徳偲ぶ「八講祭」
2025.03.16 19:39
- 桜井市の談山神社で、祭神である藤原鎌足の巨大な掛け軸を掲げ、遺徳を偲ぶ神事が行われました。

- 談山神社で毎年この時期に行われている八講祭。
- 地元の8つの地区の氏子が1年ごとに交代で、神職とともに参列するのが習わしです。
- 2025年は下区の氏子が当番を務め、長老役の5人が、神社にゆかりのある祭神・藤原鎌足が描かれた巨大な掛け軸を掲げました。

- この神事は、安土・桃山時代に祭神が神社から郡山城に遷されたため、掛け軸を祭神として祀ったことが始まりと伝えられています。
- 神事は神仏習合の祭典として行われており、参列者が声を揃えて、祭神の鎌足を意味する「南無談山大明神」の言葉を唱え、その遺徳を讃えました。

- また、当番を務める氏子がこの日のために練習してきた謡曲を謡い上げる場面もあり、厳かな空気に包まれた空間に響きました。