東日本大震災から12年 東大寺で慰霊法要
2023.03.11 18:41
- 東日本大震災から12年となった11日、奈良市の東大寺では犠牲になった人の冥福と被災地の復興を祈る法要が行われました。
- 未曾有の被害を引き起こした東日本大震災からきょうで12年。死者・行方不明者の数は約2万2000人にのぼります。東大寺では、震災の翌年から毎年この日に慰霊法要を行っています。東大寺の橋村公英別当が犠牲者の冥福と被災地の復興を祈る表白を読み上げ、僧侶らが読経しました。12年が経過した今も原発事故や津波の影響で福島を中心に全国で約3万人が避難生活を送っています。参拝者は被災地への祈りを込め、静かに手を合わせていました。
- 参拝者は「現地まで行くことはできないけど、ここでできることを何とかお祈りしたいなと。12年経ってどこまで復興しているか分からないけど、東北の復興を願っています」と話しました。