山辺高校山添分校の閉校めぐり 村議会 本校化求める決議案が可決
2025.03.18 18:47
- 山添村が閉校の方針を示している県立山辺高校の山添分校をめぐり、18日、分校を存続させ本校化を求める決議案が村議会に提出され可決されました。

- 4年制の昼間定時制の山辺高校山添分校は、設置者が村、管理者は県と分かれており、2016年に県教育委員会から是正するよう指導を受けていました。閉校か、存続かの選択を迫られる中、2月、卒業生らからなる団体が存続を求めるおよそ3200筆の署名を野村村長に手渡しました。

- しかし、3月4日に開かれた村議会で野村村長は、財政面が厳しいなどとして、2026年度からの入学募集を行わず、分校を閉校する方針を示していました。これを受け18日の村議会では、議員から村が管理者となって本校化し、存続するよう求める決議案が提出され、賛成多数で可決されました。なお、決議に法的拘束力はなく、野村村長は、今後も議員に丁寧に説明していくと話しました。
- 山添村 野村村長
- 「もちろん真摯に受け止めさせていただいています。ただ村が出した方針というのをいまのところ変える気はありませんので5年後10年後先の村を見据えたときに(学校存続の)可能性としてなかなか求められなかったというのは現実です。」

- なお9月に任期満了を迎える山添村の村長選に関し野村村長は村議会の中で「引き続き村政の舵を取らせていただきたい」と出馬する意向を表明しました。