橿原神宮宝物館 特別展「橿原神宮の奉納刀」
2023.11.02 19:29
- 明治時代から現代まで橿原神宮に奉納された刀剣などを集めた特別展が、神宮の宝物館で11月3日から開かれます。
- 特別展「橿原神宮の奉納刀」は、1890年=明治23年の創建以来、重要な節目ごとに奉納された刀剣から神宮の歴史を紐解くものです。
- 刀剣は古くから霊力が宿るものとして信仰の対象になり、平和などを願って神社や寺に奉納されました。
- 橿原神宮の記録に残る奉納品の第一号は短刀で、平安時代の名工三條小鍛冶宗近の作と伝わります。
- また日露戦争の最中である1904年、明治天皇と昭憲皇后が戦争の終結を願い奉納したのがこちらの太刀と鏡で、橿原神宮を代表する宝物となっています。
- 最も新しい刀剣では、この特別展を監修する刀匠・河内國平さんの作「薄雲」です。
- 鎌倉時代の刀工集団「一文字派」に倣った刃文が特徴で、雲のような文様から名づけられました。
- この特別展は一部展示内容を替えて11月3日から、2024年5月12日まで開かれています。