土砂災害や河川の増水などに十分注意 奈良県内でも再び激しい雨
2023.06.08 18:28
- 奈良県内では、8日夜から明け方にかけ激しい雨が降る恐れがあります。先週の記録的な大雨の影響で土砂災害の危険が高まりやすい地域があるとみられることから十分な注意が必要です。
- 本州付近にのびる梅雨前線や前線上の低気圧にむかって暖かく湿った空気が流れ込む影響で奈良県では大気の状態が不安定となり8日の夜のはじめごろから9日の明け方にかけ局地的に雷を伴った激しい雨の降る恐れがあります。
- 8日午後6時からの24時間に予想される雨量はいずれも多いところで北部で100ミリ、南部で150ミリとなっています。また前線の活動がより活発になった場合には警報級の大雨となる可能性もあります。
- 気象台では6月2日から3日にかけての記録的な大雨で少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まりやすい地域があるとしており、土砂災害をはじめ低い土地の浸水や河川の増水に十分な注意が必要です。
- 今後、大雨の可能性があることから新たに避難情報が出ている場所があります。斑鳩町は龍田北1丁目の7世帯11人に避難指示を出しました。この地域では6月2日の記録的な大雨で住宅1棟が全壊するなどの被害が出ており今後の雨で被害が広がる可能性があるということです。また大淀町もすでに発令されていた今木の1世帯2人に加え土砂災害の危険性が高まったとして桧垣本の1世帯2人に避難指示を出しました。