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全国高専ラグビー 奈良高専決勝進出 過去最高のチームへ
2025.01.08 19:05
全国高専ラグビー大会は7日、準決勝が行われ、近畿代表の奈良高専が2大会連続の決勝進出を果たしました。
1月2日、新年早々の大和郡山市内のグラウンドは、花園に負けない熱気に包まれていました。奈良高専は、全国高専大会の直近6大会で5回の優勝を誇る強豪で、伝統の前へ出る力に加え、今のチームはボールを動かす力が高く、今回も優勝候補に挙げられています。
奈良高専 山本 莉久主将
「連覇のプレッシャーというよりは、チャレンジャーとして、基本プレーの徹底というところを全国大会で見せられるように頑張っていきたい。」
ラグビーの指導者となって2025年、20年の節目を迎える森弘暢監督。高校では陸上競技の選手でしたが、奈良教育大学でラグビーを始めコーチングは独学で身に付けてきました。
理系の学校らしく、練習の目的を常に明確にしそれに至るプロセス、意図を考えさせる。初心者には経験豊富な選手と練習を組ませるなどし弱者を強者へと育て上げてきました。
奈良高専 森 弘暢監督
「非常にいいところまできていると思います。十分過去最高のチームをつくれるようなところまできていますが、あとは彼ら自身がマインドを含めて規律的なところでどれだけ維持できるか。それが保てたら過去最高のチームができるかと。」
迎えた全国大会。奈良高専は初戦を圧勝し準決勝の相手は、九州沖縄第1代表の久留米高専です。ゲームは臙脂のジャージー・奈良高専が前半開始わずか2分、キャプテンのセンター・山本のトライで先制するとその後は鍛えてきたフィジカルで前へ前へと相手を圧倒しフォワードでトライを重ねます。
そしてバックスではセンターの5年・中村。フィジカルリーダーは力強いランで4人をかわし独走のトライ。前半6トライの猛攻で試合を決めます。
この試合では緊張もとれ接点で前に出てワイドにボールをつなぐ本来のラグビー見せつけた奈良高専。結果は77対0で2試合連続の完封勝利で決勝に進出。しかし過去最高を目指すチームに満足はありません。
フィジカルリーダー・中村 大陽選手
「接点で当たってから足をかくというのを重要視していたので、フィジカルをずっと頑張ってきたので、接点で勝って、前に出るプレーをみんなでやっていきたい。」
山本 莉久主将
「まだまだ奈良高専ラグビーこんな力じゃないと思うので、全員がチーム一丸となって、全員がチームのメンバーのことを信じて、ひとつになって戦っていきたい。」
決勝は、前回大会と同じ、奈良高専と仙台高専・名取の組み合わせ。キックオフは9日正午の予定です。
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