ベトナム国籍が約4割 県内の外国人労働者 過去最多
2023.02.21 18:30
- 県内で働く外国人労働者の数は、2022年、これまでで最も多かったことがわかりました。
- 奈良労働局のまとめによりますと去年10月末時点の県内の外国人労働者の数は7072人で、前の年の同じ時期より10.4%増え、統計を取り始めた2007年以降で過去最多となったことがわかりました。国籍別にみると最も多いのがベトナムで2751人と約4割を占め、次いで中国の1160人などとなっています。ただし、増加率でみるとネパールやインドネシアが急増しています。産業別では、製造業が2663人、次いで多いのは医療、福祉で1000人となっています。奈良労働局では「県内の外国人労働者はコロナ禍の中でも増えつづけており、背景には慢性的な人手不足があるとみられる。新型コロナの水際対策が緩和されたこともあり、今後も増加すると予測するが、円安などの影響で、賃金の安い日本を敬遠するケースも出るだろう。」としています。