南部中核拠点の一部整備 来年度中めざす 県災害応急対策検討部会 メガソーラーについては「事実上の断念」と知事
2025.01.30 20:54
- 県全体の防災体制を検討する6回目の部会が30日開かれ、五條市の県有地に計画されている「南部中核拠点」について、ヘリパッドや通路部分などを先行整備する方針が示されました。
- 五條市の県有地については、約9.5ヘクタールの土地にヘリパッドや支援物資の保管庫などを設置し、「南部中核拠点」として整備する方針がすでに示されています。30日の部会ではこれまでの意見やパブリックコメントをもとに策定された基本構想案が承認されました。
- 県有地には当初、大規模太陽光発電所=メガソーラーが検討されていましたが、構想案では規模を縮小し、非常用電源として格納庫の屋上部分あわせて2100平方メートルに太陽光パネルを設置するとしました。あわせて南部中核拠点の整備基本計画について中間報告案も示され、南部中核拠点のうち、ヘリパッドや通路など約1.3ヘクタールについて、来年度中(令和7年度中)にも先行整備に着手し、年度内の供用をめざすとする方針が発表されました。県では今後の部会で、救助活動の拠点となるベースキャンプ部分や支援物資の保管庫の整備などについて、引き続き検討を進めていくとしています。
- 部会後、山下知事はメガソーラーについて「事実上の断念」と話しました。