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奈良のニュース
平城京左京三条三坊の発掘調査 大規模な邸宅跡 親王クラスか
2023.04.03 18:45

 奈良市の大宮町で行われた発掘調査で、奈良時代前半の親王クラスの邸宅跡と見られる大規模な宅地の跡が新たに見つかりました。

 

 発掘調査が行われたのは平城宮の朱雀門から南東に約1.2キロ離れた「左京三条三坊」です。奈良時代前半のものとみられる建物5棟の柱の跡などが見つかりました。一番大きな建物で東西約20.2m、南北は最大で約14.4mになると推測され、当時の左大臣・長屋王の邸宅の中心となる建物と同じ規模の大きさになるとみられます。


 平城京の宅地は身分によって支給される面積が異なり、五位の貴族には1町(約130メートル四方)の土地が与えられたといいます。今回の宅地の跡は建物の規模などから4町にわたる大規模なものと見られ、三位以上の親王クラスが住んでいた可能性があるといいます。この場所は天武天皇の子・舎人親王の邸宅跡とする説があり、奈良市教育委員会は住んでいた人物を検証する資料になると期待しています。

奈良市教育委員会 研究員 菊井佳弥さん

「遺物整理が残っていますのでこつこつ進めて、居住者が分かるような成果を出したい。」