ALT30超えで受診を 日本肝臓学会総会 奈良宣言2023
2023.06.15 19:38
- 日本肝臓学会の総会が奈良市内で開かれ、血液検査の数値から検査を行い肝臓病などの早期発見につなげる奈良宣言が発信されました。
- この奈良宣言は、専門医だけではなく、かかりつけ医や国民などに向けて日本肝臓学会が初めて発信するものです。国民に向けての宣言では、健康診断などで肝機能の数値を表す「ALT」が30を超えたらかかりつけ医などを受診し、病気の早期発見、早期治療を目指します。
- ALTは、脂肪肝やアルコール性肝疾患などで数値が高くなり、肝硬変や肝臓がんにつながるリスクが高まるといいます。
- また40歳以下の若い医療関係者に向けては、肝疾患の研究を続ける環境を整備することなども、盛り込まれました。
- 最後に日本肝臓学会の竹原徹郎理事長が、奈良宣言の活用について話し、満場の拍手によって了承されました。