奈良市史料保存館 名所案内でみる奈良町
2025.03.14 17:33
- 江戸時代中ごろから観光地として賑わった奈良市の旧市街地奈良町の変遷を当時の名所案内から知る展示会が奈良市史料保存館で開かれています。

- 会場には、江戸時代中ごろから昭和までの奈良町の名所の案内書や絵図21点が展示されています。こちらは、江戸時代中ごろの出版とされる南都名所記。東大寺の大仏や春日大社などが紹介され猿沢池などが描かれた挿絵が一枚収められています。
- 奈良町は、江戸時代中ごろの東大寺の復興事業をきっかけに観光のまちとして発展していきました。

- 江戸時代の終わり頃の改訂版では、多くの人に買い求めてもらおうと挿絵が二月堂などを加えて6枚に増え細部まで描かれています。また、名所をまとめた絵図からは、当時の賑わいが想像されます。現在まで続く観光地奈良町のかつての姿に思いを馳せるこの展示会は3月30日まで開かれています。
