奈良県警 酒気帯び運転でパトロール 巡査を停職3カ月
2023.10.26 18:27
- 勤務中に署のバイクで酒気帯び運転したとして、県警は天理警察署の20代の男性巡査を26日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと発表しました。男性巡査は26日付けで書類送検されています。
- 県警によりますと、男性巡査は9月1日午後7時から6時間近く、大和郡山市内などでハイボールやビールをあわせて10杯ほど飲みました。そして、2日午前8時ごろに天理警察署に出勤し、警察署から勤務する交番まで、署のバイクでパトロールをしたといいます。署内ですれ違った同僚が甘酸っぱい匂いに気付いたことから、男性巡査は署に戻され、呼気検査の結果、基準値を上回るアルコールが検出されたということです。また、本来であれば署員がバイクなどを運転する場合、アルコール検知器を用いた確認が定められているにも関わらず、地域課の40代の男性警部補は、ことし1月から確認を怠っていたといいます。こうしたことから県警は、26日付で男性巡査を停職3カ月、男性警部補を戒告の懲戒処分としました。
- なお、男性巡査は26日付で書類送検され、依願退職したということです。これを受けて県警の奥村直樹首席監察官は「飲酒運転の撲滅に取り組んでいる中で誠に遺憾」とし、「再発防止を図り、信頼回復に努めていく」としています。