2024年度上半期の企業倒産 3年連続増加
2024.10.24 18:40
- 2024年度上半期に倒産した県内企業の件数は56件で、3年連続で増加したことがわかりました。
- 民間の信用調査会社、東京商工リサーチ奈良支店によりますと、2024年度上半期に1000万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業は、56件でした。2023年の同じ時期より5件増え、3年連続で増加しています。
- また、負債額が10億円を超える大型倒産が2件発生したことから、負債総額は101億3600万円と6年ぶりに100億円を超えました。産業別では、「製造業」「サービス業他」が最も多く、次いで「建設業」となっています。新型コロナ関連の倒産は13件でした。
- 東京商工リサーチ奈良支店は「コロナ対策の、いわゆる「ゼロゼロ融資」などもありここ数年は、比較的小規模な倒産が多かったが、融資の返済が始まるとともに、原材料価格や人件費の上昇に耐えきれない企業の倒産が目立ってきている。2024年度下半期にかけても引き続き大型倒産が懸念される」としています。