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奈良のニュース
庭と展示場で花を楽しむ 大和文華館 「春の訪れ―梅と桜ー」展
2025.03.12 18:31

 庭に咲く梅や桜とともに絵画や工芸に表された花を楽しむ展覧会が奈良市の大和文華館で開かれています。


 大和文華館の庭園「文華苑」。いま、色とりどりのウメの花が見ごろを迎え、馥郁とした香りを漂わせて訪れた人達を楽しませています。また苑内にはシダレザクラの大木もあり毎年満開を迎えるころは多くの人が訪れる春の風物詩として知られます。


今回の展覧会では、文華苑の花とともに春の訪れを感じてもらおうと梅や桜を題材にした絵画や工芸など63点が集められています。梅は、まだ寒い季節に咲く清らかな花として東洋で広く愛されてきました。これは中国の詩人が、雪の中、梅を探したという故事を描いた16世紀、朝鮮半島の作品です。画面の端で梅が奥ゆかしくほころび始めています。


また、特に日本で愛されてきた花といえば桜。豪華に咲き乱れる様子と共にはかなく散る様子も数多くの作品に描かれ、日本人の美意識が感じられます。


この展覧会は4月6日まで開かれています。また文華苑のウメは3月下旬までシダレザクラは今月末ごろ見ごろを迎えるだろうということです。