奈良市・新型コロナ対策 「5類」移行先立ち順次緩和
2023.02.22 18:48
- 奈良市は22日、新型コロナの対策本部会議を開き、感染症法上の位置づけの「5類」移行に先立って、対策を順次緩和する方針をまとめました。
- 奈良市の仲川市長は22日の対策本部会議で、市としてもマスクの着用は3月13日から個人の判断に委ねる対応策を決定しました。卒業式などでは合唱や呼びかけの場面を除いて児童生徒、保護者、教職員に対して基本的にマスクの着用を求めないということです。また、食材の調達が困難な自宅療養者への「サポートパック」事業と市の医師会が行っているドライブスルー検査を3月末で終了すると発表しました。市の公共施設についても収容率の制限を行わないなどとしています。
- 奈良市・仲川市長
- 「今後「5類」への引き下げに伴って社会全体としてコロナとどう向き合っていくのか。その向き合い方の大きな転換が求められている。」
- そのほか、市医師会の国分清和会長は県内には新型コロナ感染後のいわゆる「後遺症」を専門とする機関がないため、アフターコロナを見据えて市内でも後遺症患者に寄り添える体制を整えていきたいと話しました。