休日の部活動を地域に展開へ 奈良市学校部活動のあり方検討懇話会
2025.03.19 17:27
- 休日の学校部活動の指導を学校から地域に移行する取り組みが全国的に進む中、奈良市で学校部活動のあり方を検討する会が開かれました。

- 奈良市は、2023年に有識者や学校関係者などが参加する「学校部活動のあり方検討懇話会」を立ち上げ、教員の負担軽減などのため休日の部活動の指導を学校から地域に移行するための議論を進めています。今回の懇話会では、2024年10月から2025年2月までにならやま・高の原地区の小中学校を対象に行った地域移行へ向けた実証事業の成果や課題などが報告されました。軟式野球やサッカー、ダンス、硬筆習字など、教員ではない指導員が教える8つのクラブが設けられ、想定を上回る472人の子どもたちが参加した一方で、地理的問題や周知方法などの課題もあったといいます。

- 奈良市は、今後も実証事業を行いながら議論を進め、2025年度中には、ガイドラインを策定したいとしています。