大安寺宝物殿 落慶式 天平仏7体を安置
2023.04.12 18:09
- 奈良市の大安寺で奈良時代の仏像7体を安置する宝物殿のリニューアル工事が終わり、12日、落慶式が行われました。
- 落慶式には関係者およそ100人が参加。はじめに、大安寺の河野良文貫主らにより工事の終了を祝い、今後の安全を祈る法要が営まれました。
- 続いて、河野貫主が「天平時代の仏像に込められた人々の祈りと願いを感じ取ってもらいたい」とあいさつしました。
- 1960年に建てられた宝物殿は老朽化などから総工費およそ2億円をかけて増築と改修が行われ、面積はこれまでのおよそ3・6倍になりました。
- 展示室には国の重要文化財に指定されている奈良時代の7体の仏像が安置されており、台座には地震対策として免震装置が設置されました。
- 河野良文貫主
- 「天平時代から伝わってきたみほとけですので、しっかり対座するような気持ちで、ゆったりと見ていただければと思います。」
- このほか奈良時代の広大な伽藍をCGで体験できるコーナーも設けられました。
- 宝物殿はあすから一般公開されます。