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奈良のニュース
正暦寺 菩提もとの仕込み始まる
2024.01.08 19:40
清酒発祥の地として知られる奈良市の正暦寺では、日本最古の酒母とされる菩提もとの仕込みが行われました。


室町時代に酒づくりの中心的役割を担った正暦寺。

菩提もとといわれる当時の清酒の酒母づくりを復活させ今年で25年を数えます。

仕込みに参加したのは、県内酒造会社の有志で作る「奈良県菩提もとによる清酒製造研究会」のメンバーたちです。


菩提仙川流域で採れたヒノヒカリを蒸しあげ葦簀の上に手で広げて熱を冷ます作業では、日本酒が好きな多くの参拝者が見つめていました。

そして乳酸菌を発酵させた水が入った大きなタンクに冷ました米を次々に投入しました。


また、今年からは、昔の手法にならって大きな甕を使った酒母づくりも始められました。


仕込みが終わった後は、僧侶らにより良い酒が出来ることを祈る法要が行われました。

出来上がった菩提もとは、参加した酒造会社が持ち帰って酒を作り4月1日に販売されます。