南海トラフ「巨大地震注意」発表
2024.08.09 18:38
- 8日、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生したことを受け、気象庁は大規模地震の可能性が平常時と比べて高まったとして、南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」を発表しました。
- 8日夕方発生した地震では宮崎県日南市で震度6弱、宮崎県宮崎市と串間市などで震度5強を観測しました。これを受けて気象庁は有識者で構成される南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を開き大規模地震の可能性が平常時より高まったとして南海トラフ地震臨時情報・巨大地震注意を発表しました。南海トラフ地震は駿河湾から日向灘沖にかけてのプレートの境界を震源とする大規模地震で、関東から四国・九州まで広い範囲で大きな被害が発生するおそれがあり、内閣府の試算では最悪のケースで死者は約23万人にのぼると見られています。
- 昨夜の気象庁の会見では特定の期間で必ずしも地震が発生するわけではないとしながらも次のように呼び掛けました。
- 評価検討会 平田直 会長
- 「これは普段より数倍地震の発生する可能性が高くなったという評価になりました。南海トラフの特定の地域でいつ巨大地震が起きるかということは申し上げることはできませんので、これまで通り十分に地震が起きたときの備えを確認してほしいと思います」