たいまつの火の粉舞う 東大寺「お水取り」 本行始まる
2023.03.02 19:12
- 東大寺で1日、「お水取り」の名で知られる伝統行事・修二会の本行が始まりました。
- 東大寺二月堂の修二会は練行衆と呼ばれる11人の僧侶が人々にかわって罪を悔い改め平和や国の安泰などを祈るもので、奈良時代から一度も途切れることなくことしで1272回目を数えます。1日から始まった「お松明」。午後7時ごろ、練行衆を先導する「童子」が激しく燃える松明を二月堂の舞台から突き出すと、火の粉が暗闇に降り注ぎました。
- 松明の火の粉を浴びると1年を無病息災で過ごせるといい、参拝者らは時折、歓声を上げながら燃え盛る松明を見守っていました。「お松明」は3月14日まで続きますが、このうち11日と12日は新型コロナ対策のため非公開で行われます。