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奈良のニュース
正倉院展 あすからはじまる 聖武天皇ご遺愛の品など公開
2024.10.25 18:38

 奈良国立博物館では聖武天皇ゆかりの宝物などを公開する正倉院展が26日から始まるを前に25日、展示内容が報道陣に公開されました。


 2024年で76回目を迎える正倉院展では初出陳11件を含む、あわせて57件の宝物が展示されます。注目は、聖武天皇が肘おきとして使っていたとされる「紫地鳳形錦御軾」です。


 表には錦が張られ、翼を広げた鳳凰が葡萄唐草の文様で囲まれています。宝物の再現模造品も並んで展示されており、見比べることで新たな魅力に迫ることができます。また、七宝細工の鏡の背面は金色と深い緑色の対比が華やかで12枚の花びらがあしらわれています。


 このほか、当時貴重だったウミガメの甲羅を、金箔を貼った縁で表現した花文様の箱は先人の技術の高さがうかがえます。

 

奈良国立博物館 学芸部 三本周作 主任研究員

「今年は聖武天皇が即位されて1300年の記念の年にあたっております。聖武天皇ゆかりの宝物に触れていただいて奈良の都を舞台に展開された奈良時代という時代に思いを馳せていただけたらなと」


 第76回正倉院展は26日から11月11日まで奈良国立博物館で開かれます。なお観覧には事前予約制の日時指定券の購入が必要です。