2023年3月期 南都銀行決算 2期ぶりの減益
2023.05.16 18:37
- 南都銀行が2023年3月期決算を発表しました。単体では当期純利益が2期ぶりの減益となりました。
- それによりますと、経常利益は前の期より大きく減少した57億6800万円、また税金などを差し引いた最終的な利益を示す当期純利益は47億3900万円で、2期ぶりの減益になりました。
- これは欧米の金利上昇に伴い調達利回りが運用利回りを上回る、いわゆる「逆ざや」になっていた外国債券を全額売却したことなどによるもので、南都銀行は「今後の収益を鑑みて前向きな対応」としています。
- このため2024年3月期の業績予想については、国債などの債権の損益が大幅に改善することから、当期純利益で110億円と増益を見込んでいます。
- なお、金融機関の健全性を示す自己資本比率は、単体で8・95パーセントでした。