県内小中学生の体力調査 全国平均上回る
2024.01.22 18:33
- 全国の小中学生を対象に体力や運動能力などを調べる国の調査で、県教育委員会は、調査開始以来初めて小中学生の男女とも全国平均を上回ったと発表しました。
- スポーツ庁は2008年度から全国の小学5年生と中学2年生を対象に握力や反復横とびなど8項目の体力テストを行っています。今年度は、県内の公立小中学校287校が参加し、小中学生の男女ともに全国平均を上回りました。中でも小学生女子が全国を上回るのは、調査開始以来初めてです。
- また男子も含め、小学生はコロナ禍で続いていた低下基調に歯止めがかかり回復傾向が見られます。しかし中学生は、男女とも昨年度の調査を下回っており、特に女子はコロナ禍以降低下し続けています。また生活習慣の調査でも、テレビやスマートフォンなどを1日5時間以上視聴する中学生の割合が年々増えています。
- 県教育委員会では「これまで小学生中心にスポーツイベントを開催するなど運動習慣をつけるための支援で一定の成果が見られている。今後は教員への研修などを通じて、中学生にも取り組みを広めたい」としています。