ガソリンスタンドでは 災害時対応実地訓練
2024.10.03 18:33
- 災害が起きた時にも、地域のガソリンスタンドがライフラインの役割を果たせるようにと、業界団体などが実地訓練を行いました。
- こうした訓練は、2016年に奈良のガソリンスタンドが全国に先駆けて始めたもので、県内では毎年開催されています。
- 3日は奈良市内のガソリンスタンドで、震度6強程度の地震による停電を想定した訓練が行われ、施設の安全を確かめた従業員らは、給油を行えるように自家発電装置を作動させ、非常用電源に切り替えました。そして、奈良市消防局や県警から緊急車両が到着し、給油する際の一連の手順を確認しました。
- 1月に発生した能登半島地震では、被災したガソリンスタンドが2023年、こうした訓練を行っていたといい、被災直後の混乱の中でも燃料の供給を続け、訓練が役立ったということです。
- 全国石油商業組合連合会 副会長 加藤庸之さん
- 「災害が最近頻発していますけれども、普段から訓練しているということが、実際に災害が起きたときに大変役に立つと思います。(訓練の)内容に関しても皆さんが理解しやすいようにやっていきたいです。」