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奈良のニュース
県医師会が会見 新型コロナ 受診前に医療機関に連絡を
2023.05.18 18:50

 県医師会は18日、記者会見を開き新型コロナの感染と疑われる症状が出て受診する際には、医療機関に事前に連絡し、受診方法などを確認するよう改めて呼びかけました。


 会見で県医師会の安東範明会長は、新型コロナの感染症法での位置づけが5類に移行し、今後の感染状況は、定点医療機関からの報告をまとめた1週間ごとの数値で発表されるため、リアルタイムでの把握が難しくなると述べました。


その上で、大型連休明けに感染が拡大している可能性を指摘し、19日発表される5類となったあと最初の1週間のデータを注視したいとしました。

一方、5類移行後は幅広い医療機関で新型コロナの受診が可能になりましたが、待合室ではリスクの高い人も受診待ちをしているケースがあるとして、県民に対し次のように呼びかけました。

県医師会 安東範明会長は

「コロナウイルス感染の可能性のある、咳をしている方、喉が痛いとか、高熱が出ている患者さんがいきなり受診して、そういう人たちと混ざって受診の順番待ちをしているというのは危険なことなので、受診の場合には前と同じように医療機関に電話等で受診方法の確認を、ぜひお願いします。」と話しました。


また、季節性インフルエンザについては感染者が減っているが、宮崎県の高校で発生した集団感染を受けて、まだ感染拡大への警戒や対策は必要ではないかと述べました。