自民党派閥裏金問題 車座対話 「情報公開はなぜ10年後なのか」など問う声
2024.06.10 19:04
- 自民党の幹部が都道府県を回って地方組織や党員の意見を聞く政治刷新車座対話が自民党県連で開かれ、政治資金パーティーをめぐる裏金問題について謝罪しました。
- 自民党 松山政司 参議院幹事長
- 「政治資金の問題をはじめとして皆さん方をはじめ、国民の皆さん方に本当に信頼を損なう事態を招いてしまっていることに、心から深くお詫びを申し上げたいと存じます。」
- この車座対話は、地方や現場の生の声を党の再生や改革にいかしていこうというもので、10日は自民党の松山政司参議院幹事長らが出席し一般党員と県連役員、それぞれと対話を行いました。自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題では、当時の所属議員らが逮捕されるなど党への信頼を大きく揺るがす事態となりました。これを受け、国会では政治資金規正法改正をめぐる審議が行われていますが、自民党の改正案に対しては疑問視する声も出ています。車座対話では一般党員や県連役員から政治資金について「国民目線で透明にしてほしい」や、自民党の改正案で政策活動費について「情報公開が10年後に決まったのかはなぜか」などの声があがったということです。また、自民党奈良県連の井岡正徳幹事長は党本部の対応の遅さを批判し・・・
- 自民党奈良県連 井岡正徳 幹事長
- 「政治資金の問題でも裏金の問題でも(党の対応は)早くすれば早くするほどダメージが少ないんじゃないか、皆さん意見は言ってくれましたけれども、どれだけ反映されるのかは今後、推移を見ていきたい。」
- 一方で派閥から受けた876万円のキックバックを政治資金収支報告書に記載していなかった県選出の堀井巌参議院議員については、一定の説明はしているとして2025年の参議院選挙に出馬すべきでないという厳しい意見はなかったということです。