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奈良のニュース
県内 感染症の流行続く 県医師会「新型コロナは感染第11波に」
2024.07.18 18:08

 県内で手足口病などの感染が続くなか、県医師会は、新型コロナが感染の第11波に入ったとみられるとして、対策への意識を高めるよう呼びかけました。


 18日行われた記者会見で、県医師会の安東範明会長は、県内では警報レベルが続く手足口病をはじめ、RSウイルスや溶連菌などさまざまな感染症が流行しているとして、警戒を呼びかけました。

 なかでも新型コロナについては、7月に入って感染者の数が大幅に増えており、感染の第11波に入ったのではないかという見方を示しました。

県医師会 安東範明会長

「(感染症法上で新型コロナが)5類になって2年目の夏です。やはり感染対策が多少緩んだということと、会合の機会も増えたし、立食パーティも増えたし、例えばデパートとかへ出かけても、手指消毒液を使っている人が少なくなった。いろんな要因が重なってしまっているのではないかと思います。」


 一方、持病があるなど重症化のリスクが高い人に処方される治療薬が、国からの補助が打ち切られて1割負担の人でも1万円ほどの支払いが発生するため、お金が払えないとして処方を諦めた事例を挙げ、医療現場の懸念を示しました。安東会長はこれらを踏まえ、さらなる感染拡大を招かないために対策への意識を高めるよう、県民に呼びかけました。