下北山村 国道169号で土砂崩れ 1人救出ももう1台巻き込まれた恐れ
2023.12.24 19:26
- 下北山村の国道169号で23日夜、道路脇の斜面が崩れ、車1台が巻き込まれました。
- 乗っていた男性は救出されましたが土砂の中にさらに車1台が埋まっている可能性があるということです。
- 警察などによりますと、23日午後9時前、下北山村上池原の国道169号で道路脇の斜面が崩れ、幅30mほど、高さ約5mにわたり道路を覆いました。
- この土砂崩れに軽自動車1台が巻き込まれましたが運転していた50代の男性は約7時間後に救出され命に別条はないということです。
- しかし、この男性が自分の車の前にも車が走っていたと話していたことや現場の状況からもう1台別の車が埋まっているとみられていますが、斜面には亀裂があり2次災害の危険性があることから警察や消防は救助は安全性を確認したうえで実施するとしており、厳しい状況が続いています。
- 吉野消防署長堀宏道さんによりますと、「煙が上がっていることと昨夜救出された男性の証言などからどうも1台ありそう。深さ1.5m 横幅6mの亀裂があって救助を阻む危険因子になっている。」ということです。
- なお、県によりますと、この現場では今年5月の雨で土砂崩れが発生しており、応急の防護柵を設置し、片側通行にしていたということです。
- 県では国道168号などを使った広域迂回を呼びかけています。