王寺駅前カフェ 分身ロボットを使った接客の就労支援
2023.10.10 18:46
- 王寺駅前の商業施設にあるカフェで、遠隔操作の分身ロボットを使った、接客の就労支援が始まりました。
- 王寺駅前で9月にオープンしたカフェ。店内の一角に座った男性客に、小さなロボットが話しかけます。
- 「こんにちは!ようこそジオへ」
- このロボットを使って行うのは、難病や重い障害などで外出が難しい人に対する就労支援の取り組みです。
- 自宅などからロボットを遠隔操作して接客し、オーダーを受けたあと、チャットを使って内容を店員に伝えるのが仕事です。
- 遠隔操作には、店に採用された県内在住の女性を含む3人があたります。
- この店は、障がいのある人の就労を支援する生駒市の会社、HIRAKUホールディングスが運営しています。
- 取り組みの開始を記念したセレモニーでは、王寺工業高校の卒業生で、このロボットを開発した吉藤オリィさんが、
- 「障がいがあるだけで働けない人が多いなか、こういう働き方ができるということを広く知ってもらい、誰もが社会に参加し続けられる未来を作りたい」などと挨拶しました。
- HIKARUホールディングス代表取締役 中岡崇さんは
- 「日常づかいのカフェとしてお越しいただいてOriHimeパイロットの皆さんとふれあっていただき、それが皆さんの日常になればいいなと思っていますので、お気軽にお越しいただければ嬉しいです。」と話しました。
- 外出が難しく、働くことを諦めていた人が社会とつながる取り組み。
- 日常の光景になることを目指します。
- 「お待たせしました。それではごゆっくりお過ごしください。」