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奈良のニュース
大学ラグビー天理大が東海大に快勝 秋へ弾み
2023.06.05 18:40

 ラグビースプリングカーニバルが4日、天理親里競技場で行われ、3シーズン前の大学王者・天理大学と関東の強豪・東海大学が対戦しました。


 悲願の全国制覇の後、関西リーグで3位・2位と不本意なシーズンが続く天理大学。この春の関西大学トーナメントでも1週間前に同志社に敗れていて、秋のリーグ戦に向け、浮上のきっかけをつかみたい重要な一戦です。

 大学選手権準優勝3回、関東大学ラグビーリーグの名門・東海大学とのゲームは序盤から天理がテンポの良いアタックをしかけます。前半5分、ウィングの藤原がスピードを生かし一気に攻め込むとセンター・谷田が相手ディフェンスをこじ開け先制トライを奪います。

 この試合、「体を当てる」をテーマに戦う天理。積極的に前に出てチャンスをつくります。スクラムハーフのキャプテン・北條が密集サイドをついて2本目のトライ。そしてスタンドオフの3年・筒口はロングキックでゲームをうまくコントロールします。

天理大学 筒口允之選手

 「特にロングキックを自分は持ち味にしているので、そこでエリアを獲得して相手の頭を超えるキックを蹴れたので良かったと思います。」

 前半14分、その筒口からのキックパスをウイング・上野がインゴールのエリアぎりぎりで抑えます。1年でスタメンに起用されながら2年の昨シーズンは、けがでほぼ出場できなかった筒口。難しい角度のコンバージョンキックも決めて復活をアピールしました。

 一方、関東の雄・東海大学もこの後、反撃に出ます。高校ラグビーの名門校出身に留学生、多彩なタレントが立て続けに2本のトライを奪います。しかしゲームの流れは変わりませんでした。天理は後半6分と10分にトライを奪い試合を決定づけると東海の意地の反撃を突き刺さるようなタックルで封じ込めます。

 この1週間、選手だけのミーティングを重ねとにかく体を当てる、ラグビーの基本に立ち返った天理。

 48対20の快勝で集まった約1300人の観客に勝利をプレゼントしました。

天理大学 筒口允之選手

「体が小さいながらもしっかり運動量とか、体を当てて前に出るというところが天理の良さだと思うので、そこを生かしながらFWとBKが一体となって取り組めたのが良かったと思います。」

天理大学 北條拓郎主将

(秋のリーグ戦は)関西1位奪還と大学選手権優勝、もう一度日本一を狙って頑張っていきたいです。