香芝市と王寺町が対立 新ごみ処理施設巡る条例廃止も先行きは
2023.10.31 18:33
- 共同で運営する新しいごみ処理施設建設に伴う地元対策費をめぐり、香芝市と王寺町が対立している問題です。
- 市と町でつくる組合の議会で香芝市側の議員が提案し王寺町の新たな負担の根拠となっていたとされる条例が廃止されることになりました。新しいごみ処理施設の建設をめぐっては、おととし10月香芝市と王寺町でつくる組合の議会で周辺の道路整備などの地元対策費について、王寺町に新たな負担を求める条例案が王寺町の議員らが継続審議を求めたにも関わらず可決されました。王寺町は今年にはいって香芝市内の事業の経費を負担する義務はないなどとして組合に対し訴えを起こしていました。
- きょう、条例廃止のための条例案は可決されましたが、先行きは不透明で香芝市と王寺町はともに司法の結論にゆだねるとする一方で、王寺町側は条例の廃止によりこれ以上の請求が無くなる可能性があるとし、香芝市側は地元との契約などにもとづき引き続き請求の構えをみせています。